
皆さんこんにちは!
酪農と漁業が盛んな「興部(おこっぺ)町」の山田です。
今回は、興部町の「いくら」のおいしさのヒミツについて、沙留漁業協同組合さんへインタビューしてきました!
いくらひと粒ひと粒に
職人の思いが込められていました…

いくらの旬は、9月~11月ごろ!秋が旬なんです🍁
その理由として
「サケの産卵の時期」が大きく関係しています。
興部町で獲れるサケは4年の月日をかけて、ロシア近郊の海などを回遊し、
産卵のために、4年目の9月~11月ごろに自分の産まれた川へ帰ってきて、産卵に備えます。

この時期のサケは魚卵がぎっしりと詰まっていて、硬すぎず柔らかすぎず丁度よい魚卵を取り出すことができるため、この時期のいくらはとてもおいしいのだとか!✨
そのため、興部町のサケ漁では「大体10月中旬ごろのサケ」をとっているそうです!

先ほど触れたように、サケは生まれた川に戻って産卵する習性があるため、
おこっぺ町のサケも、興部の川で生まれたあと、海を回遊し、4年ほどかけ再びふるさとへ戻ってきます🐟
おこっぺ町民としては、ふるさとに興部町を選んでくれているようで、なんだか嬉しいです笑

おこっぺ町の秋サケ漁は、昔ながらの 定置網漁
サケの自然な回遊を利用する漁法で、魚にストレスを与えにくいのが特徴です。
ストレスが少ない分、サケの身の状態もよく、加工場に到着したときにはハリのあるサケが並びます!

実はサケの「脂のつき方」は、
川の長さに左右されるそうです!
長い川を遡上するサケはたっぷり脂を蓄え、短い川だと脂控えめに調整するのだとか!
おこっぺ町の川は 長すぎず短すぎず、適度な距離
「ちょうどいい距離だから、脂のりもほどよくて上品」
と漁組さんは話してくれました。
こうした “ おこっぺ町の自然 ” そのものの特徴が、いくらの味にもそのまま反映されているんですね ♪

加工場では、いくらの粒を
ピンセットでひと粒ずつ選別。
形がきれいなもの、大きさが揃っているものだけが製品として残ります。
小粒のものは釣り堀のエサとして使うなど、用途を分けることで「商品としてのいくらの品質」を守っています。

この “ 粒の美しさ ” は、まさに職人技ですね!✨

サケが水揚げされると、
その日のうちに加工場で作業が始まります。
・一本一本、手作業でさばく
・卵を取り出す
・漬け込む
平均で 1日に3,000本、
多いときは 8,000本 も処理するそうです!!
それでもすべて “ その日中に ” 行う理由はただひとつ。

「鮮度を落とさず、おいしいいくらに仕上げるため。」
いくらひと粒ひと粒に「熱い想い」と「真心」がこもっている!

いくらの味つけに使う正油ダレは、地元の専門店にオーダーしたもの。
「素材のおいしさを邪魔しないように、濃すぎない味にしている」とのこと。
いくら本来の甘さやコクを活かすために、控えめで絶妙なバランスのタレが使われています。

興部町のいくらは、漬け込み後の“液切り”にも時間をかけます。
一般的には2〜3時間で済ませるところ、興部町では一晩かけてじっくり液切り。
余分な水分が抜け、粒の輪郭がしっかりした、べちゃつかないいくらに仕上がります。
この丁寧な “ 液切り ” が「プチッ」としたはじける食感の秘訣です!!

さらに、液切りが終わった後にグラムを測るため、“ 液の重さ ” ではなく “ いくらの重さそのもの ” で商品が作られるのも大きなこだわりです。

さいごに少しだけ豆知識を💡
サケのメスとオスには、
じつはこのように見分けるポイントがあります。
ただし──
「漁師は触ればすぐわかるよ」と笑って話す漁師さんも!!!(すごい!)
長年の経験が生み出す “ 職人の感覚 ” にはかなわないようです 🤭
近年、全国的にサケの漁獲量が減る中、
興部町でも厳しい状況が続いています。
<興部町の漁獲量>
2023年:2,120トン
2024年:842トン(前年の半分以下)
2025年:さらに65%ほどに落ち込む見込み…
その理由には、「温暖化による海の変化」や「稚魚の段階でブリに捕食されてしまう」など、漁師さんたちの努力だけではどうにもならない課題も増えてきました。
それでも──
“ふるさとの川に帰ってくるサケ” を大切にし、ひと粒ひと粒丁寧にいくらづくりを続けている漁師さんたちの姿が、今回のインタビューから強く伝わってきました!

興部町のいくらは、道の駅おこっぺオンラインショップOKOKO や、ふるさと納税サイトおっこいしょ↑ からお求めいただけます。
「食べてみたい!」「おかわりしたい!」という方は、
ぜひぜひお手に取ってみてくださいね ♪